ブログ｜ゴミ屋敷片付けから遺品整理まで。山梨でのお困りごとはおまかせ下さい。

甲府市　片づけ代行

2018/03/14

2月の始めにホームページからお問い合わせをいただき、
約1ヶ月かけたお仕事がが完了しました。

・

というとすごく大変な作業に思えますが、実際は1ヶ月の中の7日間。
しかも1日の作業は3時間程度の繰り返しで。

お一人暮らしで体が弱くなってきたお母様を気遣って、離れて暮らす
娘さんからお住まいの清掃作業をご依頼いただきました。

・お母様と依頼主様が居る状態で作業すること

・作業は基本的に一緒にすること

が作業の前提で、普段行っている片づけ（お部屋の中を空にする）
とは違う作業でした。

・

どんな状態なのかドキドキしながら伺ってみると頑張れば身内の方
でも作業可能な状態でした。

ご依頼主様にそのことを伺うと、身内ならではのお悩みがあり・・・。

・

以前ご自身だけで片づけをした時には作業のたびに母娘で言葉が荒く
なってしまい、お母様が入院した際に片付けた時には帰ってきた
お母様が必要なものがどこにあるのかわからない状態になってしまい、
これまた後味の悪いものになってしまったようです。

・

だから今回のお仕事の大きな目標は「みんなで仲良く片づけをすること」

ホームページには片づけお手伝いの案内もしていて、お問い合わせを
いただいた際にようやく頼めそうなところが見つかったとお言葉を
いただきました。

・

ご主人に先立たれ、子供達には迷惑をかけないように頑張ってきた
お母様のお宅はご依頼主様にとっては実家になります。1回の作業は
短時間なので、今日はこのお部屋、次回はこの倉庫と細かく区切り
ながら。

・

作業しながら昔のアルバムや子供のころの習字の作品などがたくさん
出てきて、お母様の結婚式の写真が出てきたときには3人
で盛り上がって作業も忘れたり・・・。

・

誰もいなくなったお部屋を「早く」片付けることが業者としての仕事
だとは思うのですが、母娘の笑い声が響く中での作業は本当に楽しい
ものでした。

画像に残すことはできなかったのですが、作業終了後のお部屋の中には
二人で仕分けした「それぞれの宝物」がきらきらしていました。

・

・

・

最終日が3月8日だったこともあり、お風呂につかりながら震災を考え、
家族を考え・・・。

長年埃をかぶったアルバムをきれいにしてお渡しした時のお二人の
笑顔を思い出します。

思い出のお品は時には悲しい感情を起こしてしまうこともあります。

昨日テレビで見た映像では、震災でご主人と幼い娘さんを津波に
さらわれてしまったお母さんが7年経ってもページをめくれない
育児日記を泣きながら抱えていました。

・

それでも

捨てられないものがあります。

・

・

・

震災での出来事には巻き込まれてしまった方にしかわからない
「どうしようもない悲しさ」があります。

7年が経過した今でもどう寄り添えばいいのか、立ち尽くしてしまう
自分がいます。

忘れてはいけないと言いながら、3月11日を思い出す機会にして
しまっている自分もいます。

そんな中で今回の作業に関わらせていただいたときに、自分の仕事
の意味を教えていただいた気がします。

 

 

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